安否コール」についている手動メールは日常的に使用しています
「安否コール」を知ったきっかけを教えてください。また、知った時の率直の感想をお聞かせください。他社比較はありましたか?
「安否コール」を知ったのは、社会福祉施設長会議でチラシをもらったのが初めてでした。その後、施設長会議で御社の営業さんが説明会を開いてくれましたので、そこで「安否コール」の内容を知りました。その後、直接当学園へ来て説明してくれました。はじめの印象は、『登録がちゃんとできるのだろうか?』『費用対効果があるのか?』心配でしたね。実際には登録も思ったより簡単にできました。他社とは比較せず決めました。
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災害時に想定される御社の業務上の影響を詳しく教えてください。またその対策として策定されいることはありますか?具体的に教えて下さい。
障害を持っている人たちの施設ですので、災害時だからといって利用者様の生活を止めることはできず、維持していかなければいけません。その為には職員が必ずシフトに付けることが重要になります。ここの施設は、自閉症のお子さんを持つ親御さんが開いた施設です。その為、週末の土日は、利用者がお家へ帰ることになっています。なので週の7分の2は施設に居ない事となります。施設を利用している間は、職員の安否確認が必要になります。ただ、土日は個々に生活している為、利用者様の安否が確認できないと困ります。地域も違いますし、耐震の建物にいるとも限りません。だからこそ安否をきちんと確認しなければいけません。安否を確認した上でどのように施設に帰ってくるか一緒に考えなければなりません。社会福祉施設なので防災対策はきちんと立てております。ただ改めて「安否コール」を導入して防災計画を見直す作業を今もしています。
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手動メールは災害時以外にも連絡ツールとして使えますが、御社はどのような時に使いますか?
手動メールは日常的に使っていますよ。会議の連絡、家族会のお知らせ、行事連絡、訃報等の連絡ツールとして使っています。実際使ってみて、件名に文字数制限がなければいいなと思います。導入前は考えませんでしたが、伝えればいいだけの内容では、LINEの方がいいかなと感じることもありますが、職員の中ではLINEの不安定性を疑う人もいるのでその為「安否コール」は安心して使用できます。
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業界では災害時に備えた対策には積極的ですか?また他の団体との協定などありますか?
各自治体ごとに災害時対策をということで、支援が必要な人の対策として各自治体が対策を練っています。障害を持っている人たちの為の避難場所を自治体と協力しあいながら今建設しております。市役所の方から、直接非常電話がひかれる予定でいます。完成後協定を結ぶ予定でいます。自治体との密な関係を作っています。 | |
「安否コール」導入後社員さんの震災に対しての意識は変わりましたか?配信訓練もしていますか?
「安否コール」を導入した時は、半信半疑でしたが、事情がだんだん分かってきて、本当に災害があった時は役に立つだろうなと「安否コール」が浸透してきてます。 また、毎月一回訓練はしています。回答率については職員は8割~9割。利用者様は5割ぐらいです。メールに直接返信してしまう人もいますし、URLをクリックしても、確認ボタンを押して、返信完了したと思い込んでいる方が多いんです。もう少し使い方が浸透してくれればと思います。 |
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「安否コール」を導入して、良かった事と今後の課題があったら教えてください。
「安否コール」は色々な施設の方に紹介しています。そこから、「安否コール」を導入してくれた企業様がいることが嬉しいですね。だからこそ、アドテクニカさんには頑張ってほしいと思います。
課題としては、利用者様全員の安否が確実に確認できるかという課題がネックになっていまして、携帯をもっていない人、インターネット環境がない人、高齢者の方など、「安否コール」ありきでマニュアルを作ってしまうとそのような人ははじかれてしまうので、「安否コール」が使用出来ない人でも安否の取り方をどうするか課題となっております。アドテクニカさんは安否確認ツールを扱っている会社なのでそういった方々の安否確認もカバーできるような対策や案を提案してくれると嬉しいです。
アドテクニカ:「安否コール」=安否確認だけでなく、職員の方と家族様を繋ぐ連絡ツールとしてこれからもご活用いただければと思います。本日は貴重なお話ありがとうございました。(2018年11月取材)
| 社会福祉法人ふじの郷さつき学園
園長 小林 不二也様
「「安否コール」についている手動メールは日常的に使用していますよ。」
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社会福祉法人のふじの郷が運営するさつき学園・ふじあざみは、静岡県で唯一の自閉症専門施設です。平成27年には富士市へ多機能型事業所「ふじあざみ」を開設しました。さらに、「地域生活支援プロジェクト」として、グループホームや新たな通所施設の開設を計画しています。今後も静岡県の自閉症支援の拠点として、ますます発展していくためにも多くの支援者の力が必要になるのです。
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