「『安否コール』を入れたことで安心感につながっています」 伊藤人事労務研究所様
2024/10/21.
社会保険労務士法人 伊藤人事労務研究所
人事総務グループ 前本様
人事総務グループ 宮崎様
「当法人は社会保険労務士事務所として、社労士の業務を行っております。事業会社の給与計算や労働社会保険手続きのアウトソーシング、労務相談をはじめとした日々の労務に関する問題対応や、就業規則の改定、人事制度の改定などをお手伝いさせていただいております。」
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今までの電話を使った安否確認の方法では「運用を続けるのは無理ではないか」という意見がありました。
- 導入前の安否確認はどのようにされていましたか? また、安否確認システム「安否コール」導入のきっかけを教えてください。
導入前は、災害が発生したら「災害伝言ダイヤル」を利用して、従業員の安否確認をするというフローでした。
幸いにもそれまで大きな災害がなく、実際に「災害伝言ダイヤル」を使ったことはないのですが、訓練を一回やってみたところ、「いざやるとなると皆がやり方を覚えていられないのではないか」という意見や、職員の人数が増えてきた中で回答する方も確認する方も負担が大きくて効率的でない点、職員の電話帳簿、つまり個人情報を持ち歩かなければならないという点で「運用が大変で、続けるのは無理ではないか?」という疑問があり、代わりとなる安否確認のツールを探しました。そして、ASPIC(日本クラウド産業協会)で「安否コール」を知り、資料請求しました。
- 「安否コール」以外に検討されていた製品はありましたか?
一社、検討していた製品がありました。
- 製品を決めるにあたって、重視していた点はどのようなものでしたか?
まず、直感的に操作できること。そして画面の見やすさです。最終的にはコストパフォーマンスも重視していました。
- 最終的に「安否コール」に決めていただいたポイントとしては、どのようなものがありましたか?
比較していたもう一つの製品は、画面がわかりづらかったという記憶があります。すごくシンプルで必要最低限のものしかなく、それが売りという話もあったかと思うのですが、逆に使いづらそうだな、と思いました。
実際の災害時は、みんなが焦っている中で安否回答をやらなきゃいけないっていう状況で、マニュアルの確認もできないし、直感的にできないと意味がないという点で、そちらのシステムは難しそうと感じました。
ユーザ登録は、手順書がわかりやすくて簡単にできました。
- システムの導入後にやることとして、利用者への周知とユーザ登録が必要です。どのような方法で進めたかを教えて下さい。
事前に管理画面で登録したあと、提供された手順書に若干手直ししたものを職員に配布して登録してもらいました。新たに入社した人にも同じようにして個別に登録してもらっています。
- 登録作業をして、印象はどうでしたか?
それほど難しいものとは思いませんでした。手順書自体もわかりやすくて、簡単にできました。
- 安否確認訓練と稼働実績について伺います。安否確認訓練はどのようにされていますか?
導入したときにすぐテスト配信をして、問題がないことを確認しています。 このとき、「アプリとメールのどちらを使えば良いのか」という質問や、「メールやプッシュ通知が来ていることに気づけない」という問い合わせがありました。私用のスマホにアプリを入れてもらっていますが、人それぞれ使っているアプリの数が違うので、たくさんのアプリの中で「安否コール」のアプリが埋もれてしまい、バッジがついていることに気づかなかった、ということもあったようです。 また、これはメールの設定の問題だったのですが、届いたメールが迷惑メールフォルダに入ってしまい、気づかなかったということがありました。
直近で行った訓練は当社のビルの防災訓練の日に合わせて行いましたが、最低でも年一回、実施しようと考えています。
- 設定についてですが、震度と地域はどのように設定されていますか?
今までは首都圏だけにしていましたが、元旦の能登半島地震などをきっかけに全国エリアに拡大しました。震度は5強以上にしています。 先程の訓練の話ですが、実は今の設定にしてから全国のどこかで震度5強以上の地震が発生すると「安否コール」から通知がくるので、それが訓練にもなっています。 このやり方で、ある意味リアルな回答がもらえているというのは、本番さながらの訓練ができているかな、というふうに思っています。
- 回答率はいかがですか?
最終的には100%の回答率を実現しています。初動の段階で言えば、3時間以内で70%程の職員が回答できている状態です。
- 未回答の方へはどのような対応をされていますか?
「60分後に一度」の再配信設定をしておりますが、フローとして3時間後までに回答がなかった人については、その上長の方から電話やチャットで連絡をするというフローになっています。
- 普段使いについて伺います。安否確認システム「安否コール」には掲示板機能やアンケート配信機能がありますが、ご利用いただいていますか?
アンケートや掲示板など、普段使いの機能は、「安否コール」では利用していません。 最大限、機能を活用したいと考えておりますが、普段使いはチャットなどの別のサービスを使用しているので、従業員が混乱する可能性を考慮して、あくまで災害対策として利用しています。
- 掲示板の活用例ですが、誰もが見られる「一般掲示板」というものがありまして、ここに災害が発生した時の対策マニュアルを掲載しているという他社の活用例がございます。有事の備えとして、このような活用はいかがでしょうか?
それはいいですね!ぜひ、それで利用したいと思います。
大きな地震があったときに職員の安全を確認できる手段ができたので良かったと思っています。
- 利用していてお困りごとはありますか?
アプリに通知バッジがつかないという人がいたのですが、アドテクニカさんに問い合わせをして、修正やテストなどの対応をしていただき、解消しました。 都度対応していただいているので、今のところは他に新しい問題はなく、正常に運用できていると思います。
- ユーザ情報のメンテナンスはどのようにされていますか?
ユーザ情報のメンテナンスは管理画面で都度、対応しています。 操作が簡単なので、助かっています。
- 導入してからの感想をお聞かせください。
導入する前は災害伝言ダイヤルの特性上、個人情報(電話帳簿)を常に持ち歩かなければならないという点で「もし紛失したらどうしよう」という不安や、「いざとなったときにスムーズに全員の安否確認ができるのだろうか」という不安がありましたが、「安否コール」を導入したことで解消できました。 定期的な訓練や、実際の地震で「安否コール」が作動したことで、職員に安否確認というものが定着してきていますので、今後も続けていきたいです。ここ最近は連休中の地震も多いですね。平日は皆、東京にいるんですけど、休み中はバラバラでいろんなところに行っている可能性もあるので、すごく心配だったのですが、「安否コール」を入れたことで帰省や旅行に行っていても、そこから安否確認ができるというのが、働いているメンバーにとっても安心感につながっているのでは、と思います。
- 本日は貴重なお話を頂き、ありがとうございました。
法人概要
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「世界中のコミュニケーションをクラウドで最適に」することをミッションとして掲げ、2000社以上の法人向けのデジタルコミュニケーションとデジタルマーケティング領域のクラウドサービスの開発提供を行う防災先進県静岡の企業。1977年創業後、インターネット黎明期の1998年にドメイン取得し中堅大手企業向けにインターネットビジネスを拡大。”人と人とのコミュニケーションをデザインする”ためのテクノロジーを通じて、安心安全で快適な『心地良い』ソリューションを提供している。
- 事業内容
- デジタルマーケティング支援
デジタルコミュニケーションプラットフォーム開発提供 - 認定資格
- ISMS ISO/IEC27001 JISQ27001認定事業者(認定番号IA165279)
プライバシーマーク JISQ15001取得事業者(登録番号10824463(02))
ASP・SaaSの安全・信頼性に係る情報開示認定事業者(認定番号0239-2004)
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